「お医者様いらっしゃいませんか?」なんて呼びかけられて、
おもむろに新聞なんかを読んでいた紳士が
「どうしました?」
なんて立ち上がり、
「おおっ」かっこええ・・・
なんて光景を見た方は多いんじゃないでしょうか。
本当言うと正直そんな目にあっている医者は
ドキドキなんです。
例え年季のいったベテランドクターでも病院にいるわけではないので検査もできない、
道具もないし、どんな患者が待っているんだろう・・・となります。
なにかの機会でまわりの先生たちとそんな話になったとき、
「オレはそんなの無視する」とおっしゃる方もいて、
みんながみんな「ハイ医者です。」と手をあげるわけではないようです。
子供を連れて散歩をする機会なんかが増えると、
ちょっとばかり「一応医者だし、手をかさなきゃいけないよね・・・」なんてことに遭遇しやすくなった気がします。
こりゃ救急車だっ!なんて事態のときは一刻を争うかもしれないわけで、
私も何かやらないと!という義務感も生じます。
先日は(前に書いたかな?)子供二人を連れてのお買い物の帰り道、
横断歩道の向こう側で年配の男性がばったり倒れているのを見かけたので駆け寄りました。
青信号に変わるまでの間に観察していたところ、てんかん発作かなあ・・・
と思ったのでさほど慌てることもなく、
周りの大学生らしき女の子3人組に子供を頼み、
体位だけ整えてみました。
ほどなく、救急車となぜか消防車まで到着し、男性はさっさと収容されていきました。
(お兄ちゃんは大好きな働く車を2種類も間近で見れて大興奮・・・)

とってもうろたえていた大学生の女の子達にとても感謝されたので、
まあいいことをしたかな?
そして今日はなぜか子供のケガを2件も!
一つは子供の体操教室中に他の子の頭にぶつかって鼻血を出しちゃった子がいたのですが、
鼻血くらいお母さん達がなんとかするかなあ・・・
と思いつつも、結構みんながバタバタしていたので、
「あのう、実は医者なんです・・・」と思わずシャシャリ出てしまいました。
もちろんのことながら、ちょっと処置してあげると鼻血を出した子はすっかり元気になって、
ティッシュを詰めたまま復活していきました。
そして、もうひとつはその後お兄ちゃんが体操教室くらいじゃエネルギーを発散し切れなかったらしく、砂場へ行く!と主張するので引きずられていった公園で。
公園の砂場と反対側にある鉄棒の下に倒れている子がいて、
周りにお母さん達が2,3人立っているのが遠目に見えていたのですが、
倒れている女の子も動いているし、大人達もそんなに慌てていないので初めのうちはまあ大丈夫だろうと思っていました。
でも、お兄ちゃんもまだまだ帰る気配が無いし、チラチラ視界のはしに様子を伺っていたのですが、
どうも女の子が起き上がって来ないし、人が集まり出したので、
弟ちゃんが鉄棒の横のブランコに突進していくのを止めるついでに
「どうしたんですか?」
とまたもやしゃしゃり出てしまいました・・・
私が医者だとなると他のお母さん達は減って行き、
あまりに痛がるし、弟ちゃんを抱っこしたままで、あまり医者らしいこともできず。
その子のおうちが割りと遠くて、お母さんが来るまでに時間がかかり、
大勢の子供達に囲まれたまま、ひたすら泣き喚くその女の子のなだめ役・・・
・・・とまあ、わかったことは、とりあえず「医者です。」の一言はまず周りの人たちの安心になるのだな、ということ。
ただ、正直言って、とっても疲れる・・・(ごめんなさい、こんなこと言ったら一般の人たちにはがっかりされてしまうかもしれないですが)
私の性格上、あとあともっとこうしてあげればよかったかな、ああしたほうがよかったかな、
とグジグジしちゃうのもいけないんですけど。
ちなみにあとで考えちゃうのは特に専門科の疾患じゃないとき、というのもわかりました。
仕事に出ていないときもほんのちょこっとですが、こういうことに遭遇しながら別の意味で鍛えられています。
でも、公園に行く度子供のケガを見ていたらきりがない気がしません?
ちょっと子供とお出かけするのが怖くなった一日でした・・・。
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